
修繕・リフォーム見積チェックポイント – 「一式」にだまされない、勝てる発注の作法 –
この資料でわかること
本冊子では修繕関連の見積り内容を見極める「6つのポイント」を教えます。後で確認すればいいと先延ばしにせず、ここでチェックポイントを押さえ、リスクを大幅に軽減しましょう。
修繕・リフォームの見積書は、単なる金額の合算ではありません。何をどの仕様でどの数量だけ、どの段取りで施工するのかを言語化した”設計図”です。ここに曖昧さが残ると、工事中の追加費用・仕上がりのズレ・引き渡し後の責任範囲まで、あらゆるトラブルの火種になります。
実際、国土交通省のガイドラインは、退去時の原状回復でも「誰がどこまで負担するか」を明確化することの重要性を繰り返し説いています。見積の一点一句を、物件の将来キャッシュフローに直結する投資意思決定の資料として扱いましょう。
曖昧な見積書を鵜呑みにして着工した結果、工事中に「これは見積りに含まれていません」「追加費用が発生します」と言われ、当初予算の1.5倍に膨らんだという相談は後を絶ちません。こうしたトラブルを未然に防ぐには、見積段階での徹底したチェックが不可欠なのです。